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心理・行動経済系

【魔の2歳児】【イヤイヤ期】なぜ?どうすればいいの?

更新日:

こんちは!

魔の2歳児の父、たっつんです。

イヤイヤ期の子供

「言うことを聞かない」「物を投げる」「思い通りにならないと怒る」など、通称「魔の2歳児」と呼ばれるモンスター(子供)がいます。

うちにもいます(笑)

心理学、行動心理学の本を読んでいたら色々と勉強になりましたので、私の経験と学んだことを書いていきます。

では、なぜ魔の2歳児と言われる状態になるのか?について説明します。
目次

心理的リアクタンス

人は自由な選択肢が制限されたりすると、自由を取り戻そうとする欲求から、さらに強く自由を求めるようになります。

これを「心理的リアクタンス」といいます。

考えてみてください。

ダメだと言われたものほどやりたくなるのは大人も一緒です。

正しいか間違っているかではなく、「自由を制限されること」に対して「反発」(リアクト)する。

そしてこの、自由を求め始める年齢というのが「2歳」と言われています。

「これはダメ」「それはダメ」と言われると選択の自由が奪われてそれに反発(リアクト)します。

ですから、ダメと言えば言うほど反発が強くなっていきます。

したがって、強く言えば言うほど子供は意固地になっていきますから、「それは触らないでね」程度にしておかないと完全に逆効果になってしまいます。

自分という「個人」を認識するようになる

2歳になる頃、子供は自分を「1人の個人」として認識します。

個人としての独立した存在は、選択する自由をもっています。

ですから、「全然うちの子は言うこと聞かないし、将来大丈夫かな」と思い悩む必要はありません。

子供は「自立」しようとしているんです。

個として自分を認識し、社会勉強しているんです。

これをやるとどうなるのか、これはどういう仕組みなのか、どこまでやったら親の堪忍袋が切れるのか(笑)

ですから、「ダメ!」と頭ごなしに怒るのではなく、「これをやるとこうなるんだよ」という情報を与えてあげて、自分でわからせるようにしないといけませんね。

イヤイヤ期は反抗期

反抗期

2歳児と似たような状況がこの後も起こります。

それは13歳~19歳。

そうです。

「思春期・反抗期」です。

親や学校、教育などのしがらみからの「自由」を求めて反発する時期です。

なにを言っても「うるせー!」とかいってしまう思春期ですが、2歳児も同じ状態にあります。

イヤイヤ期、反抗期というのは「それ自体が嫌」なのではなく、「制限されるのが我慢ならない」のです。

こんな時、親がギャーギャー言うとかえって逆効果なことは前述のとおり。

反発ループに入る前に、親も対策しましょう!

接し方

では、親はどうすればいいのでしょうか?

家庭それぞれで環境は違いますから、「絶対にこれ!」というものはないと思いますが、いろいろと試してみて、いいと思ったものを実践していけばいいかと思います。

・「ダメ!」と言わない・感情で怒らない

そもそも、ダメと言っても聞きません。

ダメと言われると余計にやってみたくなるのが人間の心情です。

ですから、「これをやるとどうなるのか、それで自分にどうマイナスに働くか」を自分に考えさせるようにするといいかと思います。

例えば、おもちゃを投げて壊したとします。

その時に、「だからダメって言ったでしょ!」と言っても喧嘩になるだけです。

そんな時は「どうして壊れたのかな?投げて壁にぶつかったからじゃないかな?」と言って、おもちゃを投げると壊れるという「情報」を大人が提供してみてはどうでしょうか?

それから、私もたまにあるのですが、大人のイライラを子供に爆発させてしまうのもよくないと思います。

そんなことないと思っているあなた、本当ですか?

本当に子どものため「だけ」を思って怒っているでしょうか?

大人は大人で日々自由の制限と戦っています。

嫌なことがあった日についつい子供に感情的になっていませんか?

そういった大人の事情は子供には関係ありません。

ですから、子供に接するときは、できるだけそういった「子供には関係のない事情」と分けて考えることが重要だと思います。

と言いつつ私は自分を戒めています(笑)

・親が成長する

親子

なぜかというと、子供は親を見て育つからです。

自分の日ごろのあらゆる行動を真似している子供を見て、子供にやらせているのに自分はやっていないことはありませんか?

おもちゃ片付けろ→親の部屋に本がたくさん転がっている。など。

子供はバカではないので、ちゃんと見てます。

「お前がやってないのに何で俺はやらなきゃいけないの?」となるわけです。

耳が痛い話です。(笑)

・怒らない

というよりも怒っても解決になりません。

むしろ逆効果です。

怒鳴り散らしてその場はやめさせることができても、「親のいないところでもその効果は発揮されるのか」ということになります。

父親がいないと言うことを聞かないというのは、父親という「恐怖の対象」がいなくなったために子供を縛るものがなくなったために起こります。

それに、恐怖で言うことを聞かせるというのもどうかと思います。

なぜなら、余計に反発しようとするからです。

それから、怒ってばかりで恐いと思われると子供は親に近寄らなくなります。

一番大切なのはコミュニケーションです。

だからこそ、「恐怖の対象」ではなく「何でも話せる関係」になるのが今後のためにも大切なことではないでしょうか?

いじめられてても親に話さないとかなってしまうと大変です。

ですから、怒るのではなく、教える・説得するということに重点を置いた方がいいと思います。

まとめ

魔の2歳児、確かに大変な時期です。

しかしそれは、子供が自立しようとする大切な過程です。

今子供がこういう大切な時期なんだと親が分かっているだけでも接し方は変わってくると思います。

子供が一言も発しないで何もしていなかったらそれはそれで心配になりますし(笑)

ですから、まずは子供よりも親が変わってみてはいかがでしょうか?

お互いに子育て頑張りましょう!

ではでは。

参考文献の1つです。↓


子育ては心理学でラクになる 1日3分!子どものやる気・将来育成術 [ メンタリストDaiGo ]

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